top of page

文月 夏の朝粥茶事

先日行いました稽古茶事の様子です。


今回は『夏の朝粥茶事』と題しまして、点茶盤を使った立礼式での名水点にて朝茶事を行いました。


朝茶事ですのでまず初炭をし、その後懐石となります。 これは今のように簡単には火をおこせなかった時代に、一日の終わりに燃えた炭を埋め火にして完全には消さず、明朝この炭を種火として火をおこすことから一日がはじまる姿を残した流れと言われています。


このとき御亭主が継いだ炭がご名炭で、中立ち中に直す必要もなく、続き薄が終わるまでばっちりの火相を保てました。


このように普段のお稽古の成果が茶事にてしっかり現れると嬉しいものです。


また、粥茶事ということもあり、いつもの四つ椀ではなく点心風に致しました。


盃を箸に伏せてお出しした場合の動きなど、普段とは違うポイントの解説なども交えつつ、せっかくの稽古茶事なので別盃持ち出しのうえ、千鳥の盃も致しました。


最後の写真は半東さんこだわりの火入達です。 マイグッズご持参のうえ、野分や花を意識した灰に仕上げてくださいました。




Commenti


bottom of page