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弥生 上巳の節句

遅ればせながら、佳辰での雛祭りの様子です。


雛祭りとは本来五節句のうちの一つ、上巳の節句(じょうしのせっく)と呼ばれるもので、春を寿ぎ、無病息災を願う厄祓いの行事でした。


お菓子は「宮中で人手が足りないときに餅を丸める手間を惜しんで引き千切った」のがはじまりとされる、引千切(ひちぎり、ひっちぎりとも)を主菓子に、雛あられや落雁を添えてお出ししました。


雛祭りに徒然棚、釣り釜!とこれでもかと裏千家の三月と言えばな取り合わせですが、その風情はやはり王道は良いものだとしみじみ感じさせられました。


『春のやよいのあけぼのに四方の山べを見わたせば

 花盛りかもしら雲のかからぬ峰こそなかりけれ』 慈円



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