今年も8月は点茶盤による立礼式で行いました。 裏千家には数多くの季節点前があり、 夏の点前は少しでも涼を感じるようにと工夫がなされております。 当教室では、6月から茶箱、名水点、葉蓋、洗い茶巾と稽古を重ねて、 8月の点茶盤が夏の点前の締めとなります。 実際のところ、...

八月は点茶盤による立礼でのお稽古でした。 点茶盤とは、裏千家十一代御家元である玄々斎が考案した立礼棚で、 明治五年、京都万博にて正座に馴染みのない海外のお客様が多く来られることに合わせて好まれました。 それ以降、歴代御家元が様々な立礼棚を好まれましたが、...

先日行いました稽古茶事の様子です。 今回は『夏の朝粥茶事』と題しまして、点茶盤を使った立礼式での名水点にて朝茶事を行いました。 朝茶事ですのでまず初炭をし、その後懐石となります。 これは今のように簡単には火をおこせなかった時代に、一日の終わりに燃えた炭を埋め火にして完全には...

先日、立礼式による飯後の茶事を行いました。 飯後の茶事は食事後の時間に催すため、正式な懐石料理は出さず、菓子だけのもてなしをするとして菓子茶事とも呼ばれています。 正午の茶事のように定法がなく、亭主の応用力が求められる茶事となります。...